機械彫刻の基本。
通常はV刃
彫刻用のV刃は60°と90°が標準です。ある深さでの直径は、深さに半角の正接を掛けて求めます。
通常0.1〜0.5 mm
彫刻の深さは通常0.1〜0.5 mmです。深いほど遠くからでも見え、浅いほど細かい表現ができます。
幅 = 2 × 深さ × tan(角度)
60°のV刃を0.3 mm沈めれば幅0.35 mmほどの線になります。90°の刃を同じ深さで使えば幅0.6 mmほどです。
ストローク書体
塗りつぶしではなく、ストロークかアウトラインの書体を使ってください。彫刻は線をなぞるもので、面を塗りつぶすのは苦手です。
文字の決まりごと。
単線のストローク書体:経路としてなぞるので、彫刻では最速です。製造番号や識別表示の定番で、EngraverやStroke、各社の製図用書体などがあります。
アウトライン書体:文字の輪郭だけをなぞります。塗りつぶしより速いものの、小さくすると読みにくい。
塗りつぶし書体:文字の内側をさらいます。小さくても最も読みやすい反面、彫るのが最も遅く、ストローク書体の5〜10倍かかります。
読める最小の大きさは、文字高で1.5〜2 mmです。技術的には1 mmまでできますが、読むのは骨が折れます。
書体:ArialやOCR、製図用といった工学系の書体にとどめてください。セリフ体や装飾書体は避けること。線が細すぎてきれいに彫れません。
特注のロゴと図案。
Adobe Illustrator
ロゴはSVG、AI、DXFといったベクター形式でお送りください。ビットマップの画像はきれいに彫れません。
工具に合わせて調整
選んだ工具径に合わせ、ロゴの線の太さを調整する必要があるかもしれません。こちらで確認し、整えます。
刃先が最小寸法を決める
最も細かい要素は刃先の直径で決まります。0.1 mmの刃先なら最小線幅も0.1 mm。工具が太いほど彫るのは速い。
彫ってから塗る
彫刻の色:溝に塗料やエポキシを詰め、面と同じ高さまで拭き取ります。黒が多いですが、ブランドの色に合わせることもできます。
深さを変えて
複雑なロゴでは、線の太さを変えるために工具を替えて何度か通すことがあります。段取りは増えますが、忠実さは保てます。
通常±0.05 mm
部品上のロゴの位置:CNCの精度は通常±0.05 mmです。図面に位置の基準を示してください。
印字の方法を正しく選ぶ。
CNC彫刻が勝つのは
レーザーマーキングが勝つのは
よくあるご質問
見える表示なら標準で0.2〜0.3 mm。浅い識別表示なら最小0.1 mm。遠目にも分かる深い彫刻なら0.5 mm以上です。図面に深さを指定してください。
彫刻のあと、指定の色で表面を塗ります。塗料は彫った溝に沈み、余分は拭き取ります。彫った部分に色が残り、表面はきれいに戻ります。
できます。彫刻のプログラムさえ作れば、あとは量産分だけ繰り返すだけです。段取り費は数で割られ、量が出れば1個あたりは安くなります。
CNCは削れる材料なら何でも彫ります。金属も樹脂も木も。硬さが工具と速度を決め、焼入鋼には超硬工具と遅い送りが要ります。
適切なCAMと5軸機があればできます。円筒面に製造番号や装飾を彫るのです。平面に彫るより手間はかかります。
鋳肌や粗い面では彫りの深さがまちまちになります。彫る場所をあらかじめ平らに削ってから彫るか、深さの公差を緩く指定してください。
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